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習近平主席、パナマ運河への関与強化に意欲 

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3日、中米パナマで、バレラ大統領(右から2人目)とともにパナマ運河を訪問した中国の習近平国家主席(同3人目)=ロイター
3日、中米パナマで、バレラ大統領(右から2人目)とともにパナマ運河を訪問した中国の習近平国家主席(同3人目)=ロイター

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は3日、訪問先の中米パナマでバレラ大統領と会談した。習氏はパナマ運河について「中国が深く関わる世界の貿易において、より大きな効果を発揮させることができる」と述べ、中国の関与強化に意欲を示した。

 パナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ世界の物流拠点で、中国は巨大経済圏構想「一帯一路」に戦略的要衝として取り込む構え。昨年6月の国交樹立後、中国首脳として初めて訪問した習氏は「パナマの物流戦略と一帯一路をリンクさせ、物流やインフラ建設などの分野で協力を推進しなければならない」と強調した。バレラ氏も一帯一路への支持を改めて表明し、中国側の投資加速に期待感を示した。

 両氏は新たに建設されたパナマ運河の水門も見学。習氏らが見守る中で中国のコンテナ船が通過した。 

 首脳会談後に発表した共同声明は、両国が一帯一路の枠組みの下で相互に補い合う「生来の協力パートナーだ」と言及。双方が海運や陸運などのシステムを最適化させていくことも盛り込んだ。

 中国はパナマ運河の発着国別の通過貨物量で米国に次ぐ2位。中国企業「嵐橋集団」は2016年、パナマ最大の港湾であるマルガリータ島港を買収した。今年7月には国有企業「中国交通建設」などがパナマ運河をまたぐ橋梁(きょうりょう)の建設を落札し、中国企業による鉄道整備も計画中だ。1999年に運河をパナマに返還した米国は、自国の“裏庭”での中国の影響力拡大に警戒感を高めている。

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