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トランプ氏、捜査協力のコーエン被告に「満期務めろ」

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ロシア疑惑をめぐる駆け引き トランプ米大統領、モラー特別捜査官
ロシア疑惑をめぐる駆け引き トランプ米大統領、モラー特別捜査官

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は3日、ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官との司法取引に応じて捜査に協力する元個人弁護士コーエン被告(議会への虚偽説明の罪を認める)に刑の軽減をすべきではないとツイッターに書く一方、取引に応じない元側近のロジャー・ストーン氏をたたえた。トランプ氏は大詰めを迎えたとされる捜査の行方に過敏になっているとみられるが、こうした発言が「司法妨害」に当たるとの見方もある。

 コーエン被告は、トランプ一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」のロシアでの不動産事業について、トランプ氏の共和党候補指名が確定していた2016年6月まで続いていたにもかかわらず、指名争いが正式に始まる前の1月に頓挫していたという虚偽の説明を議会側にしていたことを認めた。

 これに対し、トランプ氏はツイッターで「(刑を)軽減してもらうため作り話をしている」と批判し、「刑期を完全に務めるべきだ」と主張した。コーエン被告の判決公判は12日に予定されているが、弁護人は司法取引で収監を逃れようとしている。

 その一方で、トランプ氏は大統領選で陣営の政治顧問だったロジャー・ストーン氏がモラー氏の捜査に嘘をついていないとし、「根性がある」とたたえた。

 ストーン氏は、ロシアと関係のあるハッカーが入手した民主党候補クリントン元国務長官に不利になる情報を暴露した内部告発サイト「ウィキリークス」との関係が疑われているが、モラー氏の捜査に対してトランプ氏の利益にならないようなことはしないと米メディアに断言している。

 トランプ氏はマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪を認めてモラー氏との司法取引に応じながら、虚偽の説明を繰り返したとされる元選対本部長マナフォート被告に対する恩赦の可能性も示唆している。モラー氏側は7日の公判で司法取引違反に関して詳細な説明を行う見通しだ。

 コンウェイ大統領上級顧問の夫で保守派弁護士のジョージ・コンウェイ氏は3日、ツイッターでストーン氏に関するトランプ氏のツイートが司法妨害に当たるとの認識を示し、「提訴しろ」と書いた。

 露疑惑の渦中でトランプ氏に連邦捜査局(FBI)長官を解任されたコミー氏も7日にクリントン氏の私用メール問題や露疑惑に関して下院司法委員会で証言する予定で、疑惑をめぐる動きが活発化している。

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