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日米印首脳会談 「歴史的な会談」の一方で中国刺激避けたいインド

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首脳会談に臨む(左から)安倍首相、米国のトランプ大統領、インドのモディ首相=11月30日、ブエノスアイレス(代表撮影・共同)
首脳会談に臨む(左から)安倍首相、米国のトランプ大統領、インドのモディ首相=11月30日、ブエノスアイレス(代表撮影・共同)

 【ニューデリー=森浩】ブエノスアイレスで11月30日に行われた初の日米印首脳会談について、太平洋地域での影響力を高めたいインドは重要な進展だと位置づけている。ただ、中国との関係改善を望むインドは、日米との連携が「中国牽制(けんせい)」という方向に働くことは避けたい考えだ。双方にバランスを取りたい意向がにじむ。

 「歴史的な会談だ。海洋協力とインド太平洋の安定について協議し、有益な会談となった」

 モディ首相は3カ国の首脳会談後にこう表明し、会談の意義を強調した。日米が推進する「自由で開かれたインド太平洋」戦略は、東方への進出を図る「アクト・イースト政策」を掲げるモディ政権の方針とも合致し、モディ氏も理念を歓迎する。

 その一方、モディ氏は日米印首脳会談の直前には中国の習近平国家主席と会談。終了後に「国際問題を幅広く討論した」と中国語でツイートし、こちらでも良好な関係であることをアピールした。

 昨年夏に国境付近で中印両軍が対峙(たいじ)した事件で冷え込んだ両国関係だが、今年は習氏とモディ氏が計4回の会談を重ねるなど、関係修復を急いでいる。

 中国は米国との貿易戦争に直面しており、近隣での摩擦の種を減らしたいとの思考が働く。インドも対中貿易赤字が膨らむ中、中国と経済面での連携を強めたい意向で、双方の思惑は一致する。インドは今後も日米と中国との間で「バランス外交を展開していく」(外交筋)もようだ。

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