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金正恩氏のICBM発射を賞賛、北メディア「核の威嚇に終止符」

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昨年11月30日に北朝鮮の朝鮮中央通信が配信した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」発射実験の写真(ロイター)
昨年11月30日に北朝鮮の朝鮮中央通信が配信した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」発射実験の写真(ロイター)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射して1年となる29日、北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」は、発射を「国家核戦力完成の歴史的大業の実現」と位置付け、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の指導力を称賛する記事を掲載した。

 北朝鮮は火星15発射以降、1年間にわたって弾道ミサイル発射や核実験を中止。今年4月には経済再建に集中する新路線を打ち出した。国内向けにこれまでの核・ミサイル開発と新路線へのシフトを正当化する一方、米国との非核化交渉が滞る中、ICBMを完成させたと主張する「核保有国」として交渉の主導権を握る思惑も見える。

 記事は、発射が「類を見ない敵対勢力の制裁圧殺策動」の中で成し遂げられ、金氏の「卓越して洗練された指導がもたらした輝かしい結実」だと主張。北朝鮮の戦略的地位を引き上げたとした上で「帝国主義の侵略と核の威嚇の歴史に終止符が打たれ、経済建設に総力を集中できる保証が整えられた」と指摘した。

 南北関係の発展や6月の米朝首脳会談の背景にも「偉大な力の誇示」があったとし、敵対勢力の制裁・圧迫も核や軍事的威嚇も北朝鮮には絶対通じないと強調した。「わが国は誰も無視できない実際的な力で主権と領土保全を守護する」ともしており、核戦力を完全に手放すわけではない立場も示唆した。トランプ米政権に対する交渉力を維持する狙いもうかがえる。

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