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中国系米国人家族の出国禁止 米政府が中国に懸念を表明

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 【ワシントン=加納宏幸】中国当局から巨額の汚職に関わったとして指名手配されている大手国有銀行の一つである交通銀行の元幹部の中国系米国人家族3人が中国から出国を認められていない問題があり、米ホワイトハウスが中国側に速やかに出国を認めるよう求めている。国務省のナウアート報道官が27日の記者会見で明らかにした。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国当局が出国を認めていないのは同行広州支店長として約14億ドル(約1600億円)の不正融資に関わったとされ、2007年に国外に逃れた劉昌明容疑者の妻と、娘シンシアさん(27)、息子ビクターさん(19)の米国籍を持つ3人だ。

 6月に中国を訪れた後、「経済犯罪」に関わった疑いがあるとして、子供2人は米国に戻ろうとして出国を認められず、妻は当局に拘束されているという。同紙は、劉容疑者を帰国させて罪に問うための「人質」として中国に留め置かれているとの見方を伝えた。

 中国は二重国籍を認めておらず、当局は3人が中国籍を持っているとし、出国を制限することの合法性を主張している。

 ナウアート氏は中国当局による中国系米国人に対する「いわゆる出国禁止」に米政府として懸念を持っているとし、中国政府と同種の問題について協議していることを明らかにした。また、中国系米国人に対して、中国への渡航注意情報を出して警戒を呼びかけてきたと強調した。

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