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「遺伝子改変の双子誕生」中国政府が調査へ 科学者ら声明「人体実験、狂気だ」

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南方科技大の賀建奎(が・けんけい)副教授=深セン(ロイター)
南方科技大の賀建奎(が・けんけい)副教授=深セン(ロイター)

 【北京=西見由章】中国の研究者が遺伝子を改変した受精卵から双子が誕生したと発表した問題を受けて、中国の国家衛生健康委員会は27日までに、地元政府に対して早急な調査と「法令法規に基づく処置」を求めた。国内の科学者ら122人が連名で「巨大なリスクを伴う人体実験であり、狂気としかいいようがない」との反対声明を発表するなど、中国国内でも波紋を広げている。

 広東省深センにある南方科技大の賀建奎(が・けんけい)副教授は、不妊治療中の夫婦の受精卵にエイズウイルス(HIV)感染を防止するための遺伝子改変を実施し、今月に双子の女児が生まれたと発表。事実であれば遺伝子を人為的に改変した人間が生まれた初のケースとなる。ただ遺伝子の改変技術は未成熟で、予期せぬ影響を個人や人類全体の遺伝子に与える恐れも指摘される。

 賀氏はネット上で、遺伝子改変によって「知能強化や髪・眼の色を変えること」は禁止すべきだとする一方、「遺伝性疾患を治療・予防する唯一の方法」と強調し、「倫理はわれわれの側にあると歴史が証明するだろう」と主張した。

 一方、国内の科学者やメディアからは「双子にエイズ感染の危険はなく、自らの“科学的成功”が目的だ」(環球時報)などと激しい批判を浴びている。

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