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習主席、欧州・中南米歴訪へ出発 米国の“裏庭”で影響力拡大

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21日、フィリピンのマニラを出発する前に手を振る中国の習近平国家主席(AP)
21日、フィリピンのマニラを出発する前に手を振る中国の習近平国家主席(AP)

 【北京=藤本欣也】中国の習近平国家主席が27日、欧州・中南米4カ国を歴訪するため、北京を離れた。米国との貿易戦争が泥沼化する中、保護貿易主義への反対で各国と足並みをそろえるとともに、米国の“裏庭”である中南米地域で影響力拡大を図り、トランプ米政権を牽制する構えだ。

 習氏はスペインを訪問した後、南米アルゼンチン入りし20カ国・地域(G20)首脳会議に出席。トランプ大統領との首脳会談にも臨む。さらに中米のパナマを経由し、再び欧州に向かって、ポルトガルから来月5日に帰国する。

 歴訪先の中で、注目されているのがパナマだ。パナマは昨年6月、台湾と断交し中国と外交関係を樹立した。中国メディアによると、今年9月に王毅国務委員兼外相と会談したバレラ大統領は「パナマは世界における中国の重要な影響力と積極的な役割を重視する」と強調している。

 運河で知られるパナマは国際海運の要衝。習氏自らがパナマを訪問し、経済協力の拡大をアピールすることで、台湾と外交関係を結ぶ中米やカリブ海諸国の動揺を誘う狙いもある。

 習氏のパナマ訪問については「中国が米国の勢力圏内で影響力を拡大できることを誇示する」(香港紙)思惑も指摘されている。

 中国は、2016年11月にも習氏がペルーやチリなど南米3カ国を歴訪したほか、今年1月には中南米の地域機構「中南米カリブ海諸国共同体」との閣僚級会議をチリで開催するなど、中南米地域で影響力を浸透させている。

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