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台湾脱線事故で事故調 速度超過が原因と断定

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10月22日、台湾・宜蘭県で、脱線した列車のそばで活動する救助隊(ロイター)
10月22日、台湾・宜蘭県で、脱線した列車のそばで活動する救助隊(ロイター)

 【台北=田中靖人】台湾・北東部で10月、死者18人を出した特急列車の脱線事故で、行政院(内閣に相当)の「事故調査グループ」は26日、運転士が速度を制御する「自動列車防護装置」(ATP)を切り、制限時速75キロのカーブに時速141キロで進入したことが直接的な原因だとする当面の調査結果を公表した。

 同グループは、間接的な原因として、車両を納入した製造会社のミスで列車のATPが司令室の遠隔監視装置に接続されていなかったことや、列車のコンプレッサーが故障していたこと、故障を修理せずに列車を運行させた台湾鉄道(台鉄)の管理体制など複数の要因が重なったとし、「問題が発生した際に有効な処置をしていれば、事故は起きなかった」とした。

 調査によると、運転士はコンプレッサーの故障による動力不足がATPによるものだと誤認し、ATPを停止。運転士は事故の約20秒前まで動力の異常をめぐって運行管理員と通話しており、現場にブレーキをかけた痕跡はなかった。台鉄は当初、運転士からATPの停止報告はなかったと発表したが、同グループは通話の中で双方が停止を認識していたとした。

 台鉄はこの車両を2013年から運行しており、この間にATPの接続ミスを修正しなかった原因は今後、調査するという。

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