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【北京春秋】日本人の中国化にご用心!

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中国のモバイル決済サービス「アリペイ」が利用できることを示すレジの表示(手前)=2017年、上海(ロイター)
中国のモバイル決済サービス「アリペイ」が利用できることを示すレジの表示(手前)=2017年、上海(ロイター)

 「友よ、時間がないので先に行かせてください!」

 空港で検査を受けるために並んでいると、見ず知らずの中国人がこう言って横入りをしてくることがある。言葉も掛けずに割り込んでくるやからも多い。

 先日、急用で東京に戻らなければならなくなり北京の空港で長蛇の列に並んでいたら、ぼさぼさ頭の男が何食わぬ顔で割り込もうとした。カッとなって男の肩をたたき、「後ろに並べ」と列の後方を指さしてやった。驚いた。返ってきた言葉が中国語ではなかったからだ。

 「え~っ、並ばないといけないの」。日本人だった。

 さて、久しぶりの東京でストレスを解消できたかというと、そうでもなかった。たとえばコンビニエンスストア。みんなきちんと列に並んではいるが、レジの決済がのろい。小銭の受け渡しを見ながらイライラしている自分に気づき、苦笑した。

 「私もついに中国化したか」

 中国では今や、電子決済が当たり前。支払いはスマホで事足りる。中国に住む日本人は約12万人で米国在住(約42万人)に次ぎ世界2位だ。中国化した日本人は増殖しているだろう。

 ようやく自分の番が回ってきた。しかし…近頃、財布から小銭を出す習慣がなくなっていたせいか、レジで右往左往したのは、他ならぬ私自身だった。(藤本欣也)

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