PR

ニュース 国際

習近平氏、旧知の人脈駆使しフィリピン取り込み

会談するドゥテルテ大統領(右)と中国の習近平国家主席=20日、フィリピンのマニラ(ロイター)
Messenger

 【シンガポール=吉村英輝】中国の習近平国家主席は21日、公式訪問先のフィリピンで、元大統領のアロヨ下院議長らと会談した。アロヨ氏は、歴代の大統領経験者の中でも中国寄りとされ、ドゥテルテ大統領の「盟友」として、南シナ海問題でも対中融和路線を担ってきた。中国はこうした旧知の“人脈”も駆使し、フィリピンの取り込みを強化する姿勢を見せた。

 会談で習氏は、アロヨ氏を前に「古き良き友人」と呼びかけ、両国関係への貢献に感謝し、さらなる関係発展への期待を表明した。

 アロヨ氏は、大統領時代に胡錦濤(こ・きんとう)国家主席(当時)へ南シナ海の領有権主張棚上げを持ちかけ、2005年にベトナムも巻き込んだ共同資源探査で合意した。

 だが、中国は12年、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)にあるスカボロー礁(中国名・黄岩島)の実効支配を強行。後継のアキノ前大統領が反発し、南シナ海の資源探査活動を停止した経緯がある。

 習氏は20日、ドゥテルテ氏と、インフラ整備を中心に29件の覚書に合意したが内容は非公表。「石油・ガス開発の協力」で、クシ・エネルギー相は、対象を南シナ海と認めたものの、具体的な場所や今後の法的措置への言及を避けた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ