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中国、南シナ海で米排除目論む フィリピンと蜜月演出

フィリピン・マニラでの首脳会談を前に記者団に手を振るドゥテルテ大統領(手前左)と中国の習近平国家主席=20日(ロイター)
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 【北京=西見由章、シンガポール=吉村英輝】中国の習近平国家主席のフィリピン公式訪問は、今月末に予定される米中首脳会談を前に“前哨戦”を繰り広げたアジア・太平洋歴訪の総仕上げだ。ドゥテルテ大統領との蜜月を演出し、南シナ海での米国の影響力低下を印象付ける狙いがある。

 習氏の主なカードは、南シナ海での共同資源開発とフィリピン国内のインフラ建設支援だ。中国の王毅国務委員兼外相は10月に訪問先のダバオで記者会見し、南シナ海での石油と天然ガスの共同開発に積極姿勢を示した上で「共同開発が実現すれば両国の(領有権)争いを適切に解決する現実的な手段となる」とアピールした。

 また習氏は19日付のフィリピンの有力紙に寄稿し、フィリピンなど4カ国にまたがり豊富な天然資源を抱える「東ASEAN成長地域」への投資を増大すると宣言。フィリピン・ミンダナオ島などの発展を支援する方針を表明した。

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で米中が繰り広げた、周辺諸国の支持をめぐる激しい綱引きはいまだに余波が続いている。中国の反対により首脳宣言の採択が断念されたとされる問題を受けて、王氏は20日までに声明を発表。米国の名指しは避けつつ「一部の経済体が自らの文案を押しつけて保護主義をごまかそうとし、中国などの修正意見を受け付けなかった」と米側の非を強調した。

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