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インド、米の戦略を歓迎も中国包囲網に慎重

インド・ニューデリーの会合で話すモディ首相=9月(ロイター)
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 【ニューデリー=森浩】ペンス米副大統領は17日の演説で、「インド太平洋戦略」を中国との対立軸として機能させる方針を強調した。ただ同戦略の一角を担うインドは、同戦略を通じた連携やインフラ投資は歓迎しつつも、「中国包囲網」という構図で機能することには消極的だ。

 モディ首相は14日、ペンス氏とシンガポールで会談し、米印パートナーシップの重要性とともに、インド太平洋戦略を「共通のビジョン」として推進することを再確認した。

 ただ、インドと他国の認識が一致しているかは微妙だ。モディ首相は6月のアジア安全保障会議で、インド太平洋地域について「限られたクラブのメンバーのものとみていない」と言及している。「クラブ」とはインド太平洋戦略の中核である日米豪印の4カ国の連携を指すものと解釈され、モディ首相が域内で影響力を強める中国に「配慮を示した」(日印外交筋)と話題となった。

 インドは昨年、オーストラリアが日米印合同訓練「マラバール」に参加したいと打診した際、拒否する意向を示した。4カ国が安全保障面での結びつきを強化し、対中国での連携という色を強く帯びていくことを嫌気したともいわれる。

 インドは、拡大する対中貿易赤字圧縮や経済面で連携強化を図りたい思惑などから、4月の非公式の中印首脳会談以降、中国との本格的な関係修復に乗り出している。

 インドは、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて、「裏庭」とも比喩されるインド洋に進出することは強く警戒する。だが一方で、来年に総選挙も控える中、中国との摩擦拡大は避けたいのが本音だ。

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