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米下院、女性議員が過去最多を更新 #Metooの波で躍進 

民主党から立候補し、当選した新人女性候補のアレクサンドリア・オカシオコルテス氏=6日(AP)
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 【ニューヨーク=上塚真由】米中間選挙の下院選で野党・民主党が過半数を奪還したが、その原動力の一つとなったのが女性候補の躍進だ。米メディアによると、下院では史上最多の女性候補が当選を確実にした。大半は民主党候補でイスラム教徒や先住民らの女性も含まれ、「米国史上初」の歴史を刻んだ。トランプ大統領の女性蔑視発言やセクハラ告発運動「#MeToo」(私も)の影響もあり、女性の躍進につながったとみられる。

 米メディアによると7日未明時点で、下院選では95人の女性候補が当選を確実にし、過去最多だった現在の84人を上回った。95人のうち民主党が擁立した候補は83人と圧倒的だ。また上院選では、少なくとも12人が当選を確実にした。

 そのうちの一人が、東部ニューヨーク州下院選14区の民主党の新人、アレクサンドリア・オカシオコルテス氏(29)だ。女性として史上最年少の下院議員となる見通しで、6日夜の勝利集会では「われわれは歴史を作った」と笑顔をみせた。

 昨年までレストランのウエートレスとして働いていたオカシオコルテス氏は「労働者階級」の擁護者を自負し、国民皆保険や移民・税関捜査局(ICE)廃止など急進左派の政策を訴え、若者層を掘り起こした。6月の民主党予備選で当選10回の党重鎮を破ると、本選でも着実に支持を広げ、高校教師の女性(30)は「彼女のような若い力が米国の政治を変えてくれる」と期待を込めた。

 また、初のイスラム教徒の女性下院議員も2人誕生する。中西部ミシガン州13区のラシダ・タリブ氏(42)と、中西部ミネソタ州5区のイルハン・オマル氏(37)だ。タリブ氏はデトロイトのパレスチナ移民の家庭で生まれた。一方、オマル氏は8歳で母国ソマリアの内戦を逃れ、ケニアの難民キャンプで生活した後、米国に移住。日頃からヒジャブを着用し、移民政策などでトランプ氏を批判してきた。

 西部ニューメキシコ州と中西部カンザス州ではいずれも民主党の女性候補が、米国のネーティブ・アメリカン(先住民)出身として初めて当選を確実にした。

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