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トランプ氏の「信任」問う選挙 有権者は異例の高い関心

支持者らに上院議員選での勝利のあいさつをする共和党のブラックバーン氏=6日、テネシー州フランクリン(AP)
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 【ワシントン=黒瀬悦成】6日投開票された米中間選挙でトランプ政権与党の共和党が上院で多数派を維持したのは、改選州で共和党の強い州が多かったことに加え、民主党の改選議員数が多かったことが大きい。しかも、今回の選挙はトランプ大統領への「信任投票」との側面を強く打ち出したことで、「影の主役」であるトランプ氏を支えようと、多くの共和党支持者が投票に向かったことも、上院での勝利に貢献したとみられる。

 選挙戦の最終盤で、中米から米国を目指して北上する大規模移民集団に対して入国阻止を打ち出し、米軍を動員するなどの措置をとったことも、共和党支持層の支持獲得につながった。

 ワシントンに隣接する南部バージニア州アーリントンの投票所で、共和党に投票したという自営業の男性(49)は、今回の選挙で最大の焦点は「(メキシコとの)国境の安全だ」と強調。トランプ氏は「経済を成長させ、雇用を改善した」と指摘。「態度は大きいが、米国を愛し、米国を守っている」と強調した。

 一方、下院では多くの接戦区で都市郊外の女性票が選挙の行方を左右した。民主党はトランプ氏の強硬な移民政策や、トランプ政権が改廃を目指す医療保険制度に焦点を当て、下院での議席増につなげた。

 中間選挙の投票率は1966年に48・7%を記録して以降、低下傾向をたどってきた。2010年、14年の過去2回の中間選挙の投票率はそれぞれ41%と36・7%。しかし、選挙アナリストのジョン・ゾグビー氏は「今回は過去100年で最高水準の48~49%になりそうだ」と指摘する。

 米CNNテレビの出口調査によると、投票者の約3分の2が今回の選挙について「トランプ氏の是非を問う選挙だ」と回答した。ギャラップ社の世論調査ではトランプ氏の支持率は40%(4日現在)と決して高くないものの、共和党系有権者からの盤石な支持に支えられ、「低位安定」を維持している。

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