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「今は拉致問題解決のチャンス」 蓮池薫さん講演

講演する蓮池薫さん=6日、栃木県大田原市本町の那須野が原ハーモニーホール(根本和哉撮影)
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 北朝鮮に拉致されてから40年がたった蓮池薫(はすいけ・かおる)さん(61)が6日、栃木県大田原市で講演し、今年6月に米朝首脳会談が開かれたのを受け、「北朝鮮は動きつつあると思う。今は拉致問題解決のチャンスだ」との考えを示した。

 一方、蓮池さんは「米朝が先に関係を修復してしまうと、周囲の国から『(米国に歩調を合わせ)日本も譲歩せよ』となる可能性がある」との懸念も示し、「核、ミサイル、拉致。この3つの問題が一番大切。解決しないと国交正常化などできない。日本政府には、非核化のために資金援助はしつつ経済協力はしない、という姿勢を保ってもらいたい」と述べ、拉致問題を優先して北朝鮮と交渉すべきとの認識を示した。

 また、情報収集の必要性を訴え、「北は(拉致被害者)8人を死亡したと報告した。しかし、死亡報告書は同じ人間が同じ日に書いたもの。こんなおかしな話はない。横田めぐみさんの遺骨も偽物。高温で焼いて出せばばれないと思ったようだが、焼け残りから鑑定した結果、別人のものと判明している」と北朝鮮の主張を一蹴。「拉致被害者は(北朝鮮中枢の)秘密を知っているので返したらまずい、という話も違う。私は北朝鮮の国家機密など何も知らない。韓国や米国に亡命した政府幹部の方がよほど秘密を知っているだろう」とし、「北朝鮮に恨みを持つ拉致被害者を政権中枢近くに置くはずがない。めぐみさんが(金正日(ジョンイル)総書記の子供の)家庭教師だったという情報もあるが、でたらめだろう」と続けた。

 昭和53年7月に拉致された蓮池さんは平成14年に帰国。講演では拉致されたときや、その後の北朝鮮での暮らしを詳細に語り、「拉致されて一番つらかったのは、夢を奪われたこと」と話した。

 蓮池さんは各地で精力的に講演し、拉致問題の解決を訴えている。この日は大田原法人会公開講演会「夢と絆」と題し、大田原市本町の那須野が原ハーモニーホールで開かれ、大勢の聴衆が蓮池さんの話に聞き入った。

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