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イランのタンカー、行方不明相次ぐ 制裁前に原油持ち出しか

ペルシャ湾岸を航行するタンカーの近くを警戒するイランの警備艇(AP)
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 【カイロ=佐藤貴生】トランプ米政権の対イラン制裁再発動を前に、イランのタンカーが航行中に行方をくらます事例が相次いでいると欧米メディアが報じた。制裁対象となる原油取引の実態を覆い隠す狙いがあるとの指摘が出ている。

 カナダの放送局CBC(電子版)は10月20日、イランのタンカーが、船名や位置、目的地などの船舶情報を送受信する「船舶自動識別装置(AIS)」のスイッチを切り、システムで船を捕捉することが不能になるケースがあると報じた。AISは航行中、常に作動させておくよう国際条約で定められているという。

 9月上旬に原油200万バレルを積んでイランの輸出拠点であるカーグ島を出航した大型のタンカーがインド洋で姿を消し、その後、クアラルンプール近海に現れた。再び位置が捕捉できなくなり、出発から約40日後の10月中旬に中国・大連に到着したという。

 中国やインドでは、イラン産原油は貯蔵施設で当面保管されるため、取引時期の特定が難しいともされる。位置情報の捕捉を避けようとするイランの“幽霊船”は2011-15年、オバマ前米政権が制裁を科した時期にも現れていた。

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