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韓国最高裁「宗教的兵役拒否は正当」 14年ぶり覆す判断

宗教的信念は「正当な兵役拒否理由」に当たるとの判断を下した韓国最高裁=1日、ソウル(AP)
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 【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁は1日、宗教的な信念で兵役を拒否し、兵役法違反罪などで起訴された宗教団体信者の30代男性の上告審で、「正当な兵役拒否理由」に当たるとして、懲役1年6月を言い渡した2審判決を破棄し、差し戻した。2004年に有罪判決を出した最高裁の判断を14年ぶりに覆した形だ。

 最高裁は、宗教的信念を「消極的良心実現の自由」だと認め、刑事処罰は「良心の自由への過度な制限などになる」と指摘。「一律に兵役義務を強制し、不履行に対して制裁するのは、少数者への寛容という自由民主主義に反する」との判断を示した。ただ、裁判官の意見は、無罪が9人、有罪が4人と分かれた。

 最高裁は04年に「良心の自由が国防の義務に優先することはできない」と判断。兵役拒否者には実刑が言い渡されてきたが、最近は下級審で無罪判決も増えている。

 裁判中の宗教的・良心的兵役拒否者は1千人近くに上る。最高裁で審理中の事案も200件を超えるが、いずれも無罪となる見通しが高まった。既に有罪が確定した拒否者に対しても弁護士団体が特赦を求める請願書を出している。

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