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メルケル独首相、今期限りで引退 党会合で「出馬せず」表明

トルコ・イスタンブールでシリア情勢を巡る首脳会議に出席し、記者会見するドイツのメルケル首相=27日(ロイター=共同)
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 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は29日、2021年秋までの任期限りで引退する意向を固めた。独メディアが一斉に報じた。相次ぐ地方選挙の敗北などを受けた判断とみられる。05年以降、13年間にわたってドイツのかじを取り、欧州政治に大きな影響を与えてきたメルケル氏の後継者選びをめぐる議論が加速する。

 DPA通信などによると、メルケル氏は29日の党内会合で次期総選挙に出馬しない意向を伝え、首相引退を事実上、表明した。自身が率いる保守系政党、キリスト教民主同盟(CDU)が12月の党大会で行う2年に1度の党首選挙にも出馬しないと伝えた。

 メルケル氏は00年以降、18年間、党首を務め、これまで党首と首相は同一人物が務めるべきだとしてきたが、姿勢を転換。党首職を後継に譲り、首相職を任期満了まで続ける考えだ。

 ドイツでは28日、西部ヘッセン州の州議会選挙が行われ、CDUは第1党の座を維持したが、得票率は27%で13年の前回選挙から約11ポイント減り、過去約半世紀で最低水準に低迷した。メルケル氏はこれを受け、決断を下したもようだ。

 4期目のメルケル氏は昨秋の総選挙後、半年間の難交渉の末に中道左派の社会民主党との連立政権樹立にこぎつけたが、政権内は移民・難民政策などをめぐる内輪もめが絶えず、今月14日の南部バイエルン州の州議会選でも連立与党2党が大敗。メルケル氏の求心力低下が鮮明になっていた。

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