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ドイツ連立与党が連敗か メルケル氏さらに苦境

ドイツのメルケル首相=27日、イスタンブール(ロイター)
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 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ西部ヘッセン州で28日、州議会選挙の投票が行われた。メルケル連立政権を構成する左右2大政党は苦戦し、得票を大きく減らす公算が大きい。14日の南部バイエルン州議会選に続く大幅な議席減となれば、求心力低下が著しいメルケル首相の苦境が一段と強まるのは免れない。即日開票され、28日深夜に大勢が判明する見通しだ。

 公共放送ARDの世論調査によると、ヘッセン州で政権を握るメルケル氏の保守系、キリスト教民主同盟(CDU)は支持率26%で首位を保つが、これは2013年の前回選を約12ポイント下回る。国政の連立相手で中道左派の社会民主党も10ポイント減の21%に低迷している。

 勢いに乗るのは国政野党の左派リベラル系、90年連合・緑の党で、20%と社民党と互角。難民・移民の受け入れ反対を掲げる右派、ドイツのための選択肢(AfD)が12%で続く。

 首相4期目のメルケル氏は昨年秋の総選挙後、半年間の難交渉を経て連立政権樹立にこぎつけたが、政権内では移民・難民政策などをめぐるいさかいが絶えない。バイエルン州議選で国政の与党2党が大敗したのも、有権者が“内輪もめ”で離反したためとされる。

 左右2大政党への支持低下は全国的な傾向と重なっており、国政の悪影響が地方選に波及している。メルケル氏は12月のCDU党大会で党首再選を狙うが、ヘッセン州議選の結果次第では、党首交代を求める声が強まる可能性がある。

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