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台湾・脱線事故 2年で25回、安全不備に批判

重機で吊され線路から運びだされる特急「プユマ」号の先頭車両=22日、台湾北東部・宜蘭県(田中靖人撮影)
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 【台北=田中靖人】台湾北東部で18人が死亡した台湾鉄道(台鉄)の特急脱線事故で、台鉄が昨年までの2年間で25回の脱線事故を起こしていたことが24日、分かった。台鉄を運行する交通部(国土交通省に相当)台湾鉄路管理局の局長が立法院(国会)で明らかにした。台鉄はこの日、特急脱線は運転士の速度超過による「人的過失」と幕引きを図る姿勢を見せたが、立法院では台鉄の安全管理体制への批判が相次いだ。

 局長の答弁によると、2016年と17年に計25件の脱線事故が起き、うち13件は営業時間外だった。質問した立法委員(国会議員)は「次はどの列車が脱線するのか」と批判した。

 鉄路局には事故を調査する「運行保安委員会」が設置されているが、構成はトップの副局長以下、ほぼ全員が台鉄幹部で、昨年まで調査結果も公表してこなかった。これにも22日の立法院で「選手が審判を兼任するような委員会に意味はあるのか」との指摘が出た。

 行政機関を監督する監察院は昨年、車両や線路の維持管理が不十分だとして、改善を求める報告書を出している。台鉄は政治側の要請もあり過去23年間、運賃を値上げしておらず、財務の悪化や人手不足も指摘される。一方、台鉄は24日の「総括会見」で、車両に事故につながる不具合はなかったと説明した。

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