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トルコ大統領、サウジ記者「凶悪な計画殺人だった」

国会で演説するトルコのエルドアン大統領=23日、アンカラ(ロイター)
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 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏=失踪時(59)=がトルコ最大の都市、イスタンブールにあるサウジ総領事館で死亡した事件で、トルコのエルドアン大統領は23日、首都アンカラの国会で捜査状況を説明し、「凶悪な計画殺人だった」と述べた。サウジ政府に説明を求める国際社会の声が高まる可能性がある。

 エルドアン氏によると、カショギ氏がイスタンブールの総領事館に入って消息が途絶えた今月2日の前日から、サウジ人15人が3陣に分かれてチャーター機などで現地入り。当日は、総領事館の監視カメラの映像を記録するハードディスクが抜き取られていたという。

 その日の夜にはサウジ人15人がトルコを出国し、カショギ氏に身なりが似た男もサウジの首都リヤド行きの便に搭乗。同氏が生存していると偽装するためだった可能性がある。

 事件への関与も取り沙汰されるムハンマド・ビン・サルマン皇太子(33)には言及しなかったが、情報機関員らによる犯行だったとするサウジ側の説明では「満足しない」と強調。いくつもの疑問点を列挙し、「誰が殺害を命じたのか」を明らかにすべきだとして、サウジ当局が拘束した18人の裁判は、事件が起きたイスタンブールで行うべきだとの考えを示した。カショギ氏の遺体は見つかっていない。

 サウジ側は当初、カショギ氏は総領事館を退去したとしていたが、20日に「館内で面会した人々と口論になり素手で争った結果、死亡した」と認めた上でサウジ人18人を拘束、王室顧問らを解任したと発表した。

 一方、トランプ米大統領は22日、エルドアン氏との電話会談で全容解明が必要との認識で一致。捜査支援のため中央情報局(CIA)のハスペル長官をトルコに派遣した。

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