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東郷元帥ゆかりの銀杏、英国から“帰郷”計画

140年前、若き東郷平八郎が初代「比叡」の艤装員として投宿した旧英海軍の上級士官用官舎の裏庭に植えられた銀杏=英ウェールズ南部のペンブロークドック(岡部伸撮影)
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 英国で1870年代に建造された日本海軍草創期の軍艦、初代「比叡(ひえい)」(コルベット艦)への謝意として日本政府が英国に寄贈し、留学中だった東郷平八郎の宿舎の庭に植えられた銀杏(いちょう)の木を、東郷ゆかりの日本の地に“帰郷”させようという計画が進んでいる。(英南西部ペンブローク 岡部伸)

 英国の郷土史家、デービッド・ジェームズさん(80)によると、初代「比叡」は、英海軍関連の工廠があったウェールズ南部ペンブロークで起工。77年に進水式が行われ、ロンドンから特別列車で駆けつけた当時の上野景範(かげのり)駐英特命全権公使らが「日本政府からの謝意」の印として銀杏の木を寄贈した。

 銀杏の木は、ペンブロークで東郷が数カ月宿泊した上級海軍士官の宿舎の庭に植えられることになったという。地元では、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破り「東洋のネルソン」と称されるなど世界的に有名になった「東郷元帥の銀杏」として語り継がれてきた。

 ジェームズさんらは、寄贈から140年を経て宿舎の高さを超えるまでに成長した銀杏の木を、日英友好のシンボルとして日本に贈ることを計画。昨年、木の枝や葉の一部を切り取って新たな株を得る「挿し木」をウェールズ国立植物園に依頼し、約20株が高さ約30~40センチに育っている。

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