ロシア疑惑の関連文書漏洩…米財務省の女性職員、容疑で逮捕
米検察当局は17日、2016年大統領選でのトランプ陣営とロシアとの共謀疑惑捜査などに関係する機密文書を漏洩したとして、財務省の女性職員(40)を逮捕、訴追したと発表した。
ロシア疑惑などを巡る報道に追われるトランプ政権はメディアへの情報漏洩を厳しく取り締まる姿勢を示しており、今回の摘発もその一環とみられる。
発表によると、財務省の金融犯罪を取り扱う部署で上級顧問を務めるナタリー・エドワーズ容疑者は大統領選期間中にトランプ陣営の選対本部長だったマナフォート被告らの不法取引の疑いについて、金融機関が当局に通知した文書を報道機関に漏洩した疑い。17年10月ごろから情報を提供していた。
ワシントン・ポスト紙電子版によると、米ニュースサイト「バズフィード」が漏洩したとみられる機密情報を報じていたという。(共同)