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【環球異見 中国がICPO総裁を拘束】はじけ飛んだ「中国バブル」 ワシントン・ポスト(米国) 

インドネシア・バリ島で開かれた国際刑事警察機構(ICPO)の年次総会で演説する中国の孟宏偉氏=2016年11月(AP)
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 中国出身の孟宏偉(もう・こうい)・国際刑事警察機構(ICPO、本部フランス・リヨン)総裁が先月下旬、一時帰国後に消息不明となり、ICPOの問い合わせに応じる形で2週間近くたってから中国当局が汚職で取り調べ中であることを明かし、「辞表」が提出された。事態の展開では中国の国際社会に対する傍若無人ぶりが目立つが、当の中国は「褒められこそすれ非難される筋合いはない」といったスタンスだ。

 孟宏偉氏が中国当局の取り調べを受け、ICPO総裁の地位を追われたことについて米紙ワシントン・ポスト(電子版)は9日、「総裁の失踪事件で中国は自らのバブルを破裂させた」とする記事を掲載した。

 記事では「孟氏が初の中国出身総裁に選出されたのは中国へのご褒美であり、昨年北京で開かれたICPOの年次総会で習近平国家主席が誇らしげに演説したとき、共産党の指導者たちは虚栄心をくすぐられたに違いない。しかし、バブルははじけた」と断じた。「中国が法治国家ではないことが周知」され、ICPO総裁を送り出した栄誉を支えたのは、実体のないバブルであることが証明されたというわけだ。

 また、中国当局は孟氏の取り調べ開始を7日に発表した際、収賄罪などで無期懲役の判決を受けた周永康元政治局常務委員と孟氏の近い関係が背景にあることを示唆したが、孟氏の総裁就任は周氏失脚後であったことなどから、同紙はむしろ「総裁就任後の孟氏の仕事ぶり」が習指導部の逆鱗(げきりん)に触れたとの見方を示した。

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