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米最高裁が保守派優勢に 中絶、銃規制…判断の行方は

9月27日、米首都ワシントンで、自身に向けられた暴行疑惑について上院司法委員会で証言するカバノー氏(AP)
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 トランプ米大統領から連邦最高裁の判事に指名されたブレット・カバノー氏(53)が、議会の承認を経て就任した。カバノー氏に対しては、30年以上前に暴行を受けたと女性が実名告発。保守派のカバノー氏を選んだ人事案には、野党の民主党が強く反対した。曲折の末、司法界の頂点に就いたカバノー氏が、世論を二分する人工妊娠中絶などの問題にどのような判断を下すのか、全米が注目している。(ワシントン 塩原永久)

世論の逆風

 7月に指名されたカバノー氏は、9月上旬に上院司法委員会で法律的な見解を陳述する公聴会に出席。民主議員らの質問を無難にさばき、議会の人事承認を待つだけだった。

 その風向きが変わったのが同月中旬の米紙の報道。高校生だったカバノー氏に服を脱がされそうになる性的暴行を受けたと、大学教授のクリスティン・ブラジー・フォード氏が実名告発に出たのだ。

 上院の共和党執行部は人事承認採決を強行する構えだったが、世論の反発を受け、カバノー氏とフォード氏双方の公聴会を実施。カバノー氏は訴えを否定したが、トランプ氏の指示を受けた連邦捜査局(FBI)が追加調査を行い、採決はいったん延期された。

 その後、FBIの調査報告を受けた党幹部が「暴行を裏付ける事実はなかった」と10月6日に採決を実施し、僅差で可決された。

最高裁は“右旋回”か

 トランプ政権下では、最高裁の保守派判事の死去にともなう欠員補充として、まず保守派のゴーサッチ氏が就任。カバノー氏は穏健保守派のケネディ判事が退任したのに伴い、後任に指名された。カバノー氏就任により、9人で構成する最高裁判事は保守派が5人、リベラル派が4人となった。

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