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米政府、事前傍受の報道を否定 サウジ記者不明問題

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 【ワシントン=加納宏幸】サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ領事館に入ったまま行方不明になった問題で、米政府は10日、サウジ高官によるカショギ氏の拘束計画を米情報当局が傍受していたとの報道を否定した。トランプ米大統領はサウジ指導者と電話会談。真相を明らかにするよう求めるなど圧力を強めた。

 米情報当局が拘束計画を把握していたとの報道はカショギ氏が寄稿していた米紙ワシントン・ポストによるもの。国務省のパラディーノ副報道官は10日、「米国はカショギ氏の失踪を事前には知らなかった」と記者団に語った。カショギ氏は2日に行方不明になり、トルコ当局者はサウジ側の同氏殺害を疑っている。

 これに関し、トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスで記者団に「最高位」のサウジ指導者と電話会談したことを明かし、「非常に深刻な状況だ。真相を究明したい」と述べた。

 ホワイトハウスのボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、クシュナー大統領上級顧問、ポンペオ国務長官もサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と電話会談して、情報の提供を求めた。

 米政府はイランの脅威に対抗するため武器輸出などサウジとの協力を強化しており、カショギ氏の問題で対応の遅れが批判されている。上院外交委員会のコーカー委員長(共和)ら超党派の上院議員22人は10日、トランプ氏に書簡を送り、人権侵害に関わった外国政府当局者に制裁を科す法律に基づき、サウジ政府の行動を調査して制裁を発動するか決めるよう求めた。

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