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【2018トランプの米中間選挙】(上) 関税合戦、心離れる有権者 世論工作の激戦地に中国の影

9日、米中西部アイオワ州カウンシルブラフスで、選挙応援のため演説会場に到着したトランプ大統領(AP)
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 演説で特定の国をつるし上げて大衆の心をつかむのは米大統領ドナルド・トランプの「お家芸」だ。2016年大統領選で米国への不法移民の流入に手を打っていないとしてメキシコを集中攻撃したトランプは今、中国を標的にし、来月6日の中間選挙に向けて激しく攻撃している。

 「中国との間で、米国は年3千億ドル(約34兆円)から5千億ドルを失ってきた。そのようなことは終わろうとしている」

 トランプは9日夜、中西部アイオワ州カウンシルブラフスで州知事選や下院選の共和党候補の応援演説に立ち、中国を批判した。

 同州は中国が米国への報復として追加関税を課した大豆、トウモロコシ、豚肉の一大産地である「ファームベルト」(大穀倉地帯)に位置する米中貿易戦争の現場だ。カウンシルブラフスを含む下院アイオワ州第3選挙区の民主党候補シンディ・アクスネはトランプのアイオワ入りに合わせて声明を発表し、「農家たちはトランプ大統領の不必要な関税によって苦しめられている」と非難した。

 共和党候補を攻撃するのは民主党だけではない。中国もアイオワ州で新聞への折り込み広告や動画で農家の不安をあおる世論工作を実施している。

 中国国家主席の習近平が青年時代に研修でホームステイした同州が大統領選の党候補指名争いが最初に行われる重要な土地であることを、中国は百も承知だ。副大統領マイク・ペンスは4日の対中政策演説でアイオワ州での中国の世論工作は「大統領の指導力が機能しているので、中国は(2020年大統領選で)別の大統領を欲している」ためだと断言した。

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