PR

ニュース 国際

【矢板明夫の中国点描】ICPO総裁、重要秘密を握る?

Messenger

 欧米や日本で捜査当局が汚職や脱税といった事件を捜査する場合、時間をかけて内偵を重ね、ある程度の証拠を固めなければ容疑者を逮捕することはできない。しかし、共産党一党独裁体制の中国では、容疑者を拘束してから証拠を探すのが一般的で、家族や弁護士との面会を認めず、孤立無援の状態に追い込んでから自白をさせる手法をとる。当局が提示した“犯罪事実”を認めなければ、拘束期間は2年も3年も続くケースがある。そして、起訴されれば、裁判でほぼ百パーセント有罪になる。習近平政権が2012年からスタートさせた腐敗撲滅キャンペーンで、少なくとも数千人の政府高官が汚職で裁かれたが、誰かが裁判で無罪となったとの話を聞いたことがない。「冤罪(えんざい)が数多く含まれる」と指摘する人権派弁護士もいる。

 皮肉なことに今回、失踪し拘束された孟氏は、治安当局を束ねる公安省の高官を長年務めてきた。「被疑者を失踪させる」といった人権無視捜査の陣頭指揮を担当してきた張本人である。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ