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ICPO総裁辞任の孟氏を「収賄」で調査 中国公安省「周永康の害毒を粛清」

孟宏偉氏(AP)
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 【北京=西見由章】中国の趙克志国務委員兼公安相は8日、公安省共産党委員会の会議を開き、国際刑事警察機構(ICPO)総裁を務めていた公安省次官、孟宏偉氏(64)が収賄の疑いで国家監察委員会から取り調べを受けていることを報告した。会議は、公安部門の実権を握りながら習近平指導部による反腐敗闘争で失脚した周永康・元政治局常務委員=収賄罪などで無期懲役=に言及し、その「害毒による影響」を徹底的に粛清しなければならないと訴えた。

 国家監察委は7日深夜、「違法行為」の疑いがあるとして消息不明になっていた孟氏への調査を公表。公安省党委員会の会議は翌8日未明に開かれており、調査公表を受けて急遽(きゅうきょ)開かれたとみられる。

 公安省の発表によると、会議は孟氏を「自業自得の結果だ」と批判した上で、監察委の調査について「時宜にかない、完全に正しく非常に賢明だ。法律の前では特権や例外がないことをはっきり示した」と称賛。「政治的な立場や方針、原則において習近平同志を核心とする党中央との高度な一致を保たねばならない」とし、習氏への「絶対的な忠誠」を求めた。

 さらに、党中央の要求に従って専門チームを組織し、「孟氏と共謀して賄賂を受け取った人物」を調査することも明らかにした。

 中国外務省の陸慷(りく・こう)報道官は8日の記者会見で、孟氏の取り調べについて「法による統治と反腐敗を推進する中国政府の揺るぎない決意の表れ」と自賛。国際機関のトップに送り込んだ人物が捜査対象となり、任期途中で辞任する異例の混乱を招いたことへの責任には全く触れないまま、中国が今後も「責任ある大国」として国際機関において役割を発揮していく考えを示した。

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