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カバノー氏、米最高裁判事に承認 トランプ氏「とてつもない勝利」

 米上院司法委員会で証言するブレット・カバノー氏=9月27日、ワシントン(AP)
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 【ワシントン=塩原永久】米上院本会議は6日、連邦最高裁判事に保守派のブレット・カバノー氏(53)を充てる人事案を賛成多数で可決した。人工妊娠中絶など世論が割れる問題で、米社会の方向性を左右する最高裁の保守的傾向が強まるとみられる。カバノー氏の暴行疑惑を野党・民主党は追及したが、与党・共和党が結束して僅差で押し切った。

 トランプ大統領は6日、中西部カンザス州での集会で、カバノー氏承認について「米国と国民、そして合衆国憲法にとって、とてつもない勝利だ」と語った。

 カバノー氏は同日、最高裁で就任宣誓式を行った。トランプ政権が指名した最高裁判事の承認は、保守派判事の死去にともなう欠員補充として指名された保守派のゴーサッチ氏に続き、2人目となった。

 カバノー氏は、今年7月に穏健保守派のケネディ判事退任にともない、後任判事に指名された。カバノー氏の就任により、9人で構成する最高裁判事で保守派は5人となり、4人のリベラル派を上回る。

 この日の採決は賛成50、反対48だった。51人の共和党議員のうち、1人が私用で欠席。1人が投票に参加しなかった。保守地盤のウェストバージニア州選出の民主党議員1人が賛成に回った。

 最高裁判事は終身制で、国論が二分する銃規制や、LGBTと呼ばれる性的少数者の問題などの司法判断が保守派寄りになる可能性がある。カバノー氏の承認は、11月6日の議会中間選挙を控えるトランプ氏と共和党にとって、成果を訴える材料となる。

 大学教授の女性がカバノー氏から30年以上前に暴行を受けたと訴えた。カバノー氏が議会証言で否定したが、連邦捜査局(FBI)が追加調査を行い、人事の採決手続きはいったん延期。FBIの調査報告を受けた上院共和党幹部が、暴行を裏付ける事実はなかったとして採決を断行した。

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