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中国女優の「脱税」認定、当局が146億円支払い命じる 旧日本軍映画などで報酬隠し

ファン・ビンビンさん=5月11日、カンヌ(ロイター)
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 【北京=西見由章】中国の税務当局は3日までに、著名女優の范氷氷(ファン・ビンビン)さん(37)が脱税していたとして追徴課税や罰金など総額8億8400万元(約146億円)の支払いを命じた。指定期日までに支払わなければ刑事責任を追及するとしている。国営新華社通信が伝えた。

 范さんの脱税疑惑については5月、著名キャスターがインターネット上で告発し、6月以降は范さんの消息が途絶えていた。当局は今回の事件を受けて、映画業界に対し「年末までに自ら申告漏れを届け出た場合は行政処罰を免除する」と通告。脱税の横行がささやかれる業界への“見せしめ”となった形だ。

 新華社によると、范さんは旧日本軍による重慶爆撃を題材とする中国映画「大爆撃」の出演報酬をめぐり、当局に提出しない“ウラ契約書”を作成して所得税など730万元の支払いを逃れた。さらに法定代表人を務める企業に2億4800万元の税金未払いが判明し、うち1億3400万元が意図的な脱税と認定された。

 「大爆撃」では米俳優ブルース・ウィリスさんが中国空軍を支援した米義勇航空部隊「フライング・タイガース」の教官役を演じ、范さんも特別出演している。ただ7月に発表された新ポスターから范さんの名前が消え、国内の封切り時期も当初予定の8月から10月に延期されたため、出演シーンがカットされるのではとの憶測も広がった。

 范さんは3日、6200万人以上のフォロワーを持つ中国版ツイッター「微博」に謝罪文を掲載。「自らの行為を深く恥じる。資金を工面して罰金と追徴金を払いたい」としている。

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