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メッカ-メディナ結ぶ高速鉄道完成 サウジ「2大聖地ツーリズム」で外貨狙う

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 【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビア西部のイスラム教の2大聖地、メッカとメディナの間を結ぶ高速鉄道が完成し、まもなく営業運行が始まる。メッカには愛知県の人口に匹敵する約800万人のイスラム教の巡礼者が毎年訪れており、インフラを整えて「巡礼ツーリズム」を発展させ、多額の外貨を落としてもらう狙いだ。

 英BBC放送(電子版)などによると、スペインや中国などの企業が建設に参加。全長450キロでメッカとメディナのほか商都ジッダなどを結び、年間600万人の利用を見込んでいる。

 巡礼者らはこれまで、2つの聖地の間を6時間かけてバスで移動していたが、最高時速300キロの鉄道ができ、2時間余で行けるようになる。25日の開通式典はサルマン国王が主催した。

 イスラム教徒は生涯に一度はメッカに巡礼すべきだとされ、世界各地からやってくる巡礼者は交通費や食費、土産物代など、莫大(ばくだい)な外貨を消費している。

 在サウジの西側経済ウオッチャーは「政府は最近、巡礼ツーリズムに力を入れており、鉄道建設はその一環。停車駅には経済特区もある」としており、巡礼前後に観光も楽しんでもらうおうとのもくろみがある。

 サウジは原油価格の低迷を受け、最近は財政赤字が続く。原油依存からの脱却のため、産業育成や収入源の多角化が急務となっている。

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