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【南北首脳会談】鉄道・道路連結めぐり早くも矛盾…対北制裁で着工式は単なるセレモニー?

歓声に応える韓国の文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=19日(平壌写真共同取材団・共同)
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 【ソウル=桜井紀雄】韓国と北朝鮮は、平壌での南北首脳会談で19日に発表した「9月平壌共同宣言」に、南北の鉄道・道路連結の着工式を年内に実施することを盛り込んだが、国際社会の対北制裁が続く中、工事に着手できる見通しはなく、早くも矛盾が露呈している。

 韓国統一省の21日の定例会見でもこの点に質問が集中した。記者が「着工式は工事の開始を意味するのか」と質問したのに対し、報道官は「言葉通りに受け取っていただければいい」と答えた。

 だが、資材や装備を北朝鮮に運び込むと、国連安全保障理事会の制裁に抵触しないのかを問われると、「対北制裁の枠を尊重する次元で進められている」とし、「違反の憂慮や制裁の目的が損なわれることがないよう国際社会と緊密に協力し、進めていく」とこれまでの立場を繰り返した。

 資材の搬送がなければ、工事は事実上不可能であり、着工式について「セレモニー的な性格なのか」との質問も出た。

 南北は鉄道・道路の連結に向けた共同調査を行ってきたが、実質的な進展がないことに、北朝鮮はメディアを通じて、米国の「顔色をうかがわず」に取り組むよう繰り返し不満を示してきた。北朝鮮と国際社会の板挟みになる韓国の立場が改めて浮き彫りになった。

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