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【国際情勢分析】英、加速する「脱欧入亜」 中国・北朝鮮の脅威に対抗、EU離脱控えアジア接近

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 アルビオンは8月31日、中国が領有権を主張する南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近を航行し、中国が反発した。

 元駐韓国英大使のスコット・ワイトマン駐シンガポール英大使は7月、東南アジア諸国連合(ASEAN)関係者に向けた講演で、サザーランド、アルビオン両艦が東シナ海でも展開することで、英国が「北朝鮮に大量破壊兵器の開発をやめさせ、地域の安全保障に対する脅威を制限」すべく「懸命に取り組んでいる」と述べている。

 英国はASEAN諸国との関係強化にも意欲的だ。マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)によると、ワイトマン氏はフィリピンとイスラム最大勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)との和平交渉に英国が「重要な役割を果たした」と強調した。

 フィリピンは7月下旬、南部ミンダナオ島でのイスラム教徒による自治政府樹立に向けた法案「バンサモロ基本法」を成立させた。在フィリピン英大使館は、「英国は今後数年にわたり、地域での和平交渉や社会、政治、経済の変化への支援のためしっかりと関与し続ける」との声明を出し、法案成立を歓迎した。

 ワイトマン氏は同紙に、東南アジアに進出した19世紀の英国と比較し、アジアに接近する現在の英国が「前向きな変化」を見せていると指摘。「今後何年も(英国の)役割は拡大していくだろう」と結び、欧州連合(EU)離脱を控えた英国が「脱欧入亜」の動きを継続させることを示唆した。(外信部 岡田美月)

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