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中国で“台湾スパイ”警戒運動 「百件摘発」民進党牽制か、台湾当局「絵空事」と反発

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 【北京=西見由章、台北=田中靖人】中国政府が官製メディアを利用して「台湾人スパイ」への警戒を呼びかける運動を始めた。「一つの中国」原則を認めない台湾の民主進歩党の蔡英文政権への圧力とみられる。だが、今回“暴露”された実例は、台湾で対中融和政策を取っていた国民党政権時代(2008~16年)に起きたとされる事件ばかりだった。台湾当局は「絵空事だ」と反発している。

 中国国営中央テレビは15日、国家安全当局が集中捜査を行い、100件余りのスパイ事件を相次ぎ摘発したと報じた。スパイの実態を暴く特集番組を2日連続で放送したほか、共産党機関紙、人民日報系の環球時報も17日付で同様の特集記事を掲載した。

 両メディアは、4人の台湾人男女の氏名や生年、顔写真を公開し「台湾の情報機関のスパイ」と一方的に断定。11~16年に、台湾に留学した中国の学生らに接近し、中国側の公務員と接触させるなどして、国防や経済政策などに関わる機密文書を窃取したとしている。

 中国国務院(政府)台湾事務弁公室の安峰山報道官も16日、台湾に対して「大陸(中国)への浸透・破壊活動」を即刻やめるよう要求する声明を出した。

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