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「キャンプデービッド合意」40年 エジプト・イスラエルの国交樹立に道を開く

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「キャンプデービッド合意」40年 エジプト・イスラエルの国交樹立に道を開く

 「軍事力の行使の代わりに安全を得るため一つのテーブルに着こう」。合意直前の著書で、サダト氏はイスラエルとの対話の道を選ぶ決意を記している。

 合意成立後は、対イスラエル強硬派のシリアが「アラブの共通戦略に対する許し難い逸脱行為」と非難するなど、エジプトは孤立。アラブ連盟からも除名(89年に復帰)された。

 これに対し、イスラエルで首相などを歴任したラビン氏は回想録で、「イスラエルとの戦いにアラブ諸国を導くのはいつもエジプトだった」と述べ、主要な敵国との和解の動きとして合意を評価している。

 サダト氏は81年、首都カイロでの軍事パレード閲兵中に、イスラム復興運動組織のメンバーに暗殺された。西側陣営に加わり、イスラエルと国交を樹立したことで国内の反感が高まったことが背景にある。

パレスチナ問題危機

 キャンプデービッド合意は詳細には触れていないものの、イスラエルが第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸とガザ地区におけるパレスチナ側の「自治」を進める方針を示していた。これが具体的な形で結実したのが93年、パレスチナ解放機構(PLO)とイスラエルの間で調印された暫定自治宣言(オスロ合意)だ。

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