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【激動・朝鮮半島】経済前のめりで「太陽政策」再び 南北首脳会談に財閥トップら随行

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【激動・朝鮮半島】
経済前のめりで「太陽政策」再び 南北首脳会談に財閥トップら随行

 ただ、大きく事情が異なるのは今回、北朝鮮は国際社会による厳しい制裁のまっただ中にあることだ。北朝鮮は、文政権が米国の「顔色をうかがって」4月の首脳会談で協力策を盛り込んだ「板門店(ぱんむじょん)宣言」の履行にも腰が引けていると繰り返し批判してきた。文政権が財界人の同行にこだわったのは、この反発をかわす狙いがあるとみられる。

 文政権は、板門店宣言に法的拘束力を持たせるため、今回の会談前に国会の批准を得ようと試みてきたが、野党の反対に遭って会談後に先送りされた。大統領府は、国会の正副議長や全ての野党の代表にも同行を要請したが、対北経済協力に批判的な「自由韓国党」など主要野党の代表らに拒否された上、与党出身の文喜相(ヒサン)議長にまで国会会期中を理由に断られた。

 今回の会談で文大統領に求められているのは、国際社会による制裁が続く中での経済協力の“空手形”ではなく、北朝鮮から非核化の具体的行動の約束を引き出すことだといえそうだ。(ソウル 桜井紀雄)

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