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【特派員発】空前の「日本式飲食店」ブーム 本格おもてなし、旅行での体験追い求めて 韓国・桜井紀雄

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【特派員発】
空前の「日本式飲食店」ブーム 本格おもてなし、旅行での体験追い求めて 韓国・桜井紀雄

ソウルの夜の街に浮かび上がる「金泳兌の居酒屋村・夢の横町」の建物(桜井紀雄撮影) ソウルの夜の街に浮かび上がる「金泳兌の居酒屋村・夢の横町」の建物(桜井紀雄撮影)

 「韓国人が最も日本らしく、明るいと感じる江戸と昭和の時代」がコンセプトだといい、テーマパーク「新横浜ラーメン博物館」や東京の温浴施設「大江戸温泉物語」がモデルになった。

 子供を連れて友人らと来ていた30代女性は「まず、きれいな外観にびっくりしましたが、日本に来たような感じが良いです」と話した。金代表は「安くておいしいことが大事ですが、お酒を飲む場所は雰囲気も重要なんです」と説明する。

 ソウルの繁華街には、他にも日本の昭和を連想させる大きな居酒屋のほか、日本統治時代前後のソウル(当時・京城)をイメージした飲食店も次々オープンしている。

 韓国紙がクレジットカード大手の数値を基に報じたところでは、韓国内の日本式飲食店は2017年現在、約4700店と13年に比べ、4割以上増えた。

ノウハウ学び成功

 日本式飲食ブームの理由としてまず挙げられるのは、日本を旅行する韓国人の急増だ。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、17年の訪日韓国人は約714万人と13年の約3倍にふくれ上がった。

 韓国酒文化研究所の文宣喜(ムン・ソニ)理事(41)は「旅行先で日本の味を直接、体験した人たちが本場の味を求めるようになった」と指摘する。「おまかせ」という日本語がそのまま通じる店も増えている。

 日本式料理店は他の飲食店に比べ、事業上、失敗が少ないともいわれる。韓国料理なら母国料理だと気安く考え、味の研究をおろそかにして開店するケースもあるが、「日本式料理店は、日本の料理学校などできちんとノウハウを学んで開業する人が増えた」ことも成功の背景にあると文理事はみている。

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