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インド最高裁 9人殺害の“人食いトラ”の射殺容認 保護団体の申し立て却下

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インド最高裁 9人殺害の“人食いトラ”の射殺容認 保護団体の申し立て却下

 【ニューデリー=森浩】インド最高裁は15日までに中部マハラシュトラ州で、少なくとも9人を殺害したとされる野生のトラについて射殺を認める決定を下した。インドでトラは手厚く保護されており、法律に基づき殺処分には当局の承認が必要だが、動物保護団体などが射殺を認めないよう求めていた。

 印メディアによると、トラは「T1」と呼ばれる6歳のメスで、2016年ごろから地元住民を襲い始めたという。同州の森林管理当局が発行した射殺許可について、動物保護団体などが「T1だけが襲った証拠はない」などとし、最高裁に射殺許可を認めない命令を出すよう求めていた。

 最高裁は11日の決定で、森林警備隊員が捕獲に失敗してT1を撃つことを余儀なくされた場合、「それを妨げない」とした。

 世界のトラの半数以上が生息するとされるインドでは保護政策により、1411頭(06年)が2226頭(14年)に増加した。一方で、森林の減少で住民の生活地域に出没する例が相次いでいる。

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