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「両国の友好親善と協力の進化に期待」 皇太子さま、フランス訪問ご感想全文

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 今回は、平成3年にモロッコ及びイギリスを訪問した途次に立ち寄って以来、27年ぶりのフランス訪問となりましたが、英国留学中の昭和59年春に初めて訪問した時から数えると、今回で7回目のフランス滞在となります。その間、フランスの美しい自然や伝統、豊かな個性を有する地方などにも触れてまいりましたが、今回の訪問を通じて、改めてフランスという国が多様性に富む国であるということ、また、フランスの人々が日本という国に対してとても高い関心と強い親近感を持ってくれていることを、強く感じました。

 今回の訪問の中で最も印象に残ったのは、リヨンの織物博物館やグルノーブルの最先端技術の研究拠点、パリのネッカーこども病院など様々な施設を視察し、また、多くの方々とお話をする中で、19世紀半ばに蚕と生糸から始まった日仏交流の絆が、時を経て、文化や芸術、そして最近では最先端技術の研究開発や教育といった様々な分野に広がり、幅の広い重層的な協力関係に発展してきているのを実感することができたことです。白い絹の糸を紡ぐことで始まった日仏両国間の友好親善と協力が、時を経て、交流分野が広がるにつれて、様々な色に染まった糸も生まれ、今や、多彩の色の糸が織りなす美しい織物に発展しつつあることを、とてもうれしく思います。

 また、今回の訪問中に参加させて頂いたジャポニスム2018の行事でも、多くのフランス人が楽しみながら鑑賞している様子を窺い知ることができ、日本の文化・芸術がフランスの方々にとても好意的に受け入れられていることを体感するとともに、ジャポニスム2018が謳う「響き合う魂」というテーマが、単なる言葉ではなく、日仏両国の文化や人々の心に根ざす価値観、考え方に裏打ちされたものなのだと感じました。

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