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トランプ氏がハリケーン死者数を疑問視 与野党の批判の的に

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トランプ氏がハリケーン死者数を疑問視 与野党の批判の的に

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は13日、昨年9月にハリケーン「マリア」の直撃を受けた自治領プエルトリコでの被害に関し、「3千人も死んでいない」とツイッターに書き、自治領当局が公式に認めた死者数を否定した。今年11月の中間選挙を前に、トランプ氏は大型ハリケーン「フローレンス」への万全な対応をアピールしているが、過去の自然災害をめぐる発言で地元や与野党から批判を受けている。

 自治領当局は死者数を64人としてきたが、ジョージワシントン大学に委託した調査の結果を踏まえて2975人へと上方修正した。

 トランプ氏は、死者数が災害関連死も含めて約3千人になったことについて、高齢など別の死因も含まれると指摘し、「私はプエルトリコ再建のため数十億ドル(数千億円)の捻出に成功したのに、(野党の)民主党ができるだけ私を格好悪く見せようとしてやっている」と批判した。

 これに対し、プエルトリコのロセジョ知事は「被害者やプエルトリコの住民はその痛みに疑問を投げかけられたくはない」としてトランプ氏を批判した。

 共和党にも批判は広がっている。トランプ氏と良好な関係にあり、中間選挙で上院へのくら替えを目指すスコット・フロリダ州知事はツイッターに「大統領には同意できない。数千人が死亡したという研究があり、ロセジョ知事も同意している」と書いた。ライアン下院議長も約3千人が死亡したとの調査結果を「議論する理由はない」とした。

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