産経ニュース

中国のウイグル弾圧「憎しみ生むだけ」 日本在住の親族ら悲痛な叫び

ニュース 国際

記事詳細

更新


中国のウイグル弾圧「憎しみ生むだけ」 日本在住の親族ら悲痛な叫び

中国・新疆ウイグル自治区ウルムチを警備する治安部隊。同自治区では、ウイグル族など多数のイスラム教少数民族が再教育施設に連行されていると指摘されている=2009年7月(AP) 中国・新疆ウイグル自治区ウルムチを警備する治安部隊。同自治区では、ウイグル族など多数のイスラム教少数民族が再教育施設に連行されていると指摘されている=2009年7月(AP)

 ザイトゥナさんは、弟が毎週、イスラム教徒にとって大切な金曜礼拝に通っていたことが、連行の原因ではないかと考えている。

共産党思想の暗記できなければ虐待

 再教育施設の元収容者男性にインタビューした米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、施設内では中国共産党の思想などの暗記教育が施され、暗記できなければ食事や睡眠はおろか座ることも許されないなどの仕打ちを受けると伝えている。

 習近平国家主席を礼賛する歌を歌うのも日課で、規則に従わない者は「水責め」や立ったまま長時間拘束されるなどの虐待を受ける。食事環境は劣悪で、イスラムで禁じられている豚肉やアルコールを強要されることもあったという。

 こうした弾圧は、何のために行われているのか。

 イリハム会長は、習政権が推し進める巨大経済圏構想「一帯一路」が関係している、と指摘する。

 新疆は一帯一路の重要拠点と位置付けられている半面、中国当局に不満を持つウイグル族グループなどによる襲撃や騒乱が頻発しており、この地域の安定が同構想の成否にもつながると考えられているためだ。2009年には、中心都市ウルムチで、ウイグル族と漢族の大規模な衝突が発生している。

中国は「捏造」と主張

 中国国営新華社通信によると、中国側は8月13日、再教育施設について、「完全な捏造(ねつぞう)だ」と否定したが、これに先立つ国連人種差別撤廃委員会では、米国の委員が「新疆に大規模な秘密の収容所が存在することを示す報告が数多くある」と非難した。

続きを読む

このニュースの写真

  • 中国のウイグル弾圧「憎しみ生むだけ」 日本在住の親族ら悲痛な叫び

「ニュース」のランキング