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ミャンマーでロイター通信の2記者に実刑 スー・チー氏の沈黙に民主化後退の懸念

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ミャンマーでロイター通信の2記者に実刑 スー・チー氏の沈黙に民主化後退の懸念

5日、バングラデシュ南東部コックスバザールで、ロイター通信の記者2人に対する実刑判決に抗議するロヒンギャ難民ら(ロイター) 5日、バングラデシュ南東部コックスバザールで、ロイター通信の記者2人に対する実刑判決に抗議するロヒンギャ難民ら(ロイター)

 裁判では、記者逮捕に関わった警察官が今年4月、逮捕は「警察が仕組んだわなだった」と証言している。だが、この警察官もその後、規律違反に問われて禁錮1年の判決を受け、ヤンゴンの刑務所に収監された。

 裁判所は「資料に治安部隊の配置場所などが記されていた」「治安を悪化させる目的で資料を入手した」などとする検察側の主張を認定。収監された警察官の証言は考慮されなかった。

 一方、2人が追及したロヒンギャ10人の殺害をめぐっては、ミャンマー国軍が1月、兵士ら治安要員が関与していたと認め、4月に7人へ実刑判決が下った。

 また、ロイターは、国軍傘下の出版部門が7月に発行した書籍内の写真に、ロヒンギャをめぐる歴史紹介で「フェイク(偽)写真」が使われていると指摘。国軍は一部を認めて謝罪に追い込まれた。

 ロイターは、ミャンマー政府との軋轢(あつれき)を強める半面、報道を通じて民主主義の推進に実績を残しているのは事実だ。

 ミャンマー政府報道官は今月7日、2人への判決に「政府としてコメントしない」としながら、「ミャンマーは民主化への過渡期」にあるとして司法制度の欠陥も認めた。

 米国のペンス副大統領は「投獄ではなく、称賛されるべきだ」と2人を擁護。バチェレ国連人権高等弁務官は「裁判は茶番だった」とミャンマーの法治主義に疑念の目を向ける。在ヤンゴンの日本大使館によると、日本政府はこの件でコメントを出していない。

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