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【激動・朝鮮半島】金正恩氏「誰も傷つけられない関係」と中朝蜜月アピール 共産党序列3位の栗氏と会談

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【激動・朝鮮半島】
金正恩氏「誰も傷つけられない関係」と中朝蜜月アピール 共産党序列3位の栗氏と会談

北朝鮮の建国70年を祝う軍事パレードで、中国の栗戦書・全人代常務委員長(右)と笑顔で話す金正恩朝鮮労働党委員長=9日、平壌の金日成広場(共同) 北朝鮮の建国70年を祝う軍事パレードで、中国の栗戦書・全人代常務委員長(右)と笑顔で話す金正恩朝鮮労働党委員長=9日、平壌の金日成広場(共同)

 【北京=藤本欣也】北朝鮮メディアによると、金正恩朝鮮労働党委員長は9日、中国の習近平国家主席の特別代表として訪朝した全国人民代表大会の栗戦書(りつ・せんしょ)常務委員長(国会議長に相当)との会談で、中朝関係を「誰も傷つけることのできない特殊で堅固な関係」と強調、非核化を迫る米国など国際社会を牽制した。

 また、中国国営新華社通信によると、金氏は会談で「(北朝鮮側は)朝米首脳のシンガポール会談の共通認識を堅持し、措置を講じている」と主張。朝鮮戦争の終戦宣言の先行実施などを念頭に、トランプ米政権に対し「朝鮮半島問題の政治的解決のプロセスを共同で推進することを望む」と米国側の対応を求めた。

 北朝鮮は中国共産党序列3位の栗氏を「最大の誠意」(北朝鮮メディア)をもって厚遇。平壌入りした栗氏を空港で出迎えたのは金氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長と金正恩氏の最側近、崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長だった。

 一方の中国側は今回、貿易摩擦が激化する米国のトランプ大統領を必要以上に刺激しないためにも習氏の訪朝を見送った。とはいえ、中国にとって北朝鮮カードは対米交渉の上でも必要不可欠なものだ。それだけに習政権も北朝鮮に最大限の配慮を示したようだ。

 北京の北朝鮮大使館で6日に行われた建国70年の祝賀行事には、中国共産党序列4位の汪洋(おう・よう)政治局常務委員が出席。7日の祝賀レセプションには習氏の盟友、王岐山国家副主席が出席する異例の対応をみせた。

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