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【激動・朝鮮半島】弾道ミサイル消え、経済建設前面に 北建国70年パレード 首脳外交は不発

 建国70年の記念に行われたマスゲーム・芸術公演の観覧に訪れ、歓声に応える北朝鮮の金正恩委員長(左)。上は中国の栗戦書、右奥は金永南氏=9日、平壌のメーデースタジアム(共同)
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 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が9日、建国70年を記念し実施した軍事パレードは弾道ミサイルが登場せず、経済建設を前面に打ち出す異例の内容となった。米国に非核化協議を続ける姿勢を示した形だが、これまで具体的非核化措置に踏み切っておらず、制裁が続く中、肝心の経済的成果は打ち出せなかった。一方、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権側は18日からの南北首脳会談での訪朝団に財界関係者も加わることに意欲を示し経済協力に前のめりになっている。

 金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長は、軍事パレードが行われた平壌の金日成(イルソン)広場で演説し「70年の歴史は、偉大な勝利の歴史だ」と強調。朝鮮労働党が掲げる経済建設に総力を集中する路線に沿って「経済建設の大進軍を力強く推し進める」よう国民に呼びかけた。

 パレードには、対艦・対空ミサイルは登場したが、国防力開発の成果としてこれまで誇示してきた弾道ミサイルは一切姿を消した。代わって目を引いたのは、風力や太陽光発電の設備が描かれた山車や経済建設の貫徹を訴える横断幕だ。

 金正恩(ジョンウン)党委員長は建国70年を最大の節目と見なし、経済再建を鼓舞してきた。だが、国民を納得させるような経済的成果を示せる状況にはない。金永南氏も演説で「自力更生」を強調するほかなかった。

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