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パリで「アール・ブリュット ジャポネ」展始まる 日本人の障害者作家らの「生きる衝動」を表現 日仏友好160年

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パリで「アール・ブリュット ジャポネ」展始まる 日本人の障害者作家らの「生きる衝動」を表現 日仏友好160年

7日、パリの「アール・ブリュット ジャポネ」展の内覧会に訪れた参加者(三井美奈撮影) 7日、パリの「アール・ブリュット ジャポネ」展の内覧会に訪れた参加者(三井美奈撮影)

 【パリ=三井美奈】生きる衝動を表現した日本人作家の絵画やオブジェを紹介する「アール・ブリュット ジャポネ」展が8日、パリで開幕した。日仏友好160年にあわせた特別企画で、知的障害者や精神障害者を中心に52作家の作品を展示している。

 アール・ブリュットはフランス語で「生のままの芸術」の意味。1940年代、精神障害者らの自己表現が刺激となってフランスで生まれた芸術潮流で、「アウトサイダー・アート」とも呼ばれる。

 同展は、観光名所サクレクール寺院に近いパリ市立アル・サン・ピエール美術館が会場。7日の内覧会にはフランスの美術関係者らが多数集まった。

 さまざまな色の毛糸を集めて垂らしたオブジェ、縄文土器のような顔型の陶器など個性的な作品が並び、美術評論家のパトリス・ルマーレさん(65)は「フランスのアール・ブリュットと比べ、日本の歴史が投影された作品が多かった。大変、刺激的だった」と話した。

 同展の日本側企画担当者で、社会福祉法人「愛成会」(東京都中野区)の小林瑞恵・副理事長は、「2020年に東京、24年にパリでパラリンピックが開かれる。アール・ブリュットという創造芸術を通じて日仏交流を深めたい」と話した。来年3月10日まで開かれている。

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