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シリア北西部で大規模攻撃観測 トルコ、難民・対クルドで警戒

空爆を受けたビルで生存者らを探す人々=2016年6月、シリアのイドリブ(民間軍のホワイトヘルメット提供・AP)
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 【カイロ=佐藤貴生】シリア北西部イドリブ県で、アサド政権側が近く反体制派武装勢力への大規模攻撃に乗り出すとの観測が強まる中で、隣国トルコが対応に苦慮している。攻撃を支援する姿勢を示すロシアやイランと違い、イドリブに隣接するトルコは戦闘の影響を直接、被(こうむ)る恐れが強いからだ。トルコは同政権の後ろ盾であるロシアなどに戦闘回避を求める一方、戦車を国境沿いに送るなどして警戒を強めている。

 ロイター通信は5日、トルコのエルドアン大統領がイドリブ攻撃は「大虐殺」につながりかねないと警告した上で、7日にイランの首都テヘランで予定されるロウハニ同国大統領やプーチン露大統領との協議に期待を寄せたと伝えた。

 トルコがイドリブの戦闘を懸念する理由の一つが難民の大量発生だ。2011年のシリア内戦発生後、すでに330万人ものシリア難民を受け入れている。低賃金で働く難民が急増し職を失う人も出るなど、経済面で大きな打撃を受けた。

 トルコはイドリブの戦闘激化を見越し、国境沿いに難民流入を防ぐ壁を建設。イドリブ周辺に軍部隊を送り、情勢を監視している。

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