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コソボとセルビア、領土交換案浮上 正常化交渉へ打開、EU内では懸念

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 バルカン半島ではマケドニアが最近、EU加盟の障害だったギリシャと国名論争に決着をつけ、その実現に期待が高まっている。セルビアとコソボの加盟の展望も広がれば、地域の安定に寄与する。米国も「領土の調整は排除しない」(ボルトン大統領補佐官)と理解を示した。

 ただ、この地域では1990年代、セルビアなどで構成した旧ユーゴスラビアが民族紛争を経て解体し、各国が独立したが、民族はなお入り乱れている。国境見直しの前例をつくれば、民族対立を抱えるボスニア・ヘルツェゴビナなどに影響を与える可能性があり、EUでは「古い傷を開く」(マース独外相)などと否定的な声が目立っている。

 ■コソボ 14世紀ごろセルビア人の王国の中心地として栄えたが、17世紀以降、イスラム教に改宗したアルバニア人が入植。第二次大戦中はアルバニアに併合され、戦後はユーゴスラビア連邦セルビア共和国の自治州となった。98年にはアルバニア系の住民組織とセルビア治安部隊の本格戦闘に発展。北大西洋条約機構(NATO)の空爆での介入などを経て国連暫定統治下に置かれ、2008年に独立を宣言した。セルビアはなお国家承認を拒否している。

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