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【国際情勢分析】カスピ海は湖か? 海か? 20年越しの論争が決着 権益めぐりイランが譲歩、背景に米の圧力

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 政権の屋台骨を揺るがしかねない事態になっており、ロウハニ師を支持する改革派の国内メディアは政権擁護に必死だ。エテラート紙は「批判は十分な見識を持ち合わせていない人たちによって行われている。感情に流されてはだめだ。ポピュリズム(大衆迎合主義)では政治ができない」と論陣を張り、ジョムフリ・エスラミ紙も「イランの権利は決して侵されていない。資源の分配は継続協議となり、まだ何も決まっていないではないか」と説き、苦渋の妥協をしたロウハニ師に理解を示した。

 今回のイランの譲歩は、国際的孤立回避をもくろみ、とりわけロシアとの関係強化を急ぐロウハニ師にとって、賭けだったに違いない。そして背景には、米国による制裁で締め上げられ、そのダメージが深刻であるという事情がある。

 カスピ海は湖か海か。論争に決着をつけたのは、全くの部外者のトランプ米大統領だった。

カスピ海 面積37万1千平方キロメートルの塩水湖で、広さは日本の国土総面積(37万8千キロメートル)とほぼ同じ。ボルガ川、ウラル川など約130の河川が流入するが、流れ出す河川はなく、水分の排出は蒸発による。地殻変動によって海洋から分離して形成されたため、湖水には海水のほぼ3分の1の塩分濃度がある。河川や運河群によって黒海、バルト海、白海とつながっているため、古来、外洋との交易が可能な水運の要衝でもあった。

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