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収監中ながら支持率首位も…ルラ元ブラジル大統領、出馬認められず 高等選挙裁判所決定

元ブラジル大統領のルラ被告(ロイター)
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 【ロサンゼルス=住井亨介】10月に大統領選挙が実施される南米ブラジルの高等選挙裁判所は8月31日、収賄罪で有罪判決を受けて収監されながら出馬を届け出ていた左派の元大統領、ルラ被告(72)の立候補を認めない決定を出した。AP通信などが伝えた。各種世論調査で支持率トップを維持するルラ被告は最高裁に抗告するとみられるが、認められるかは不透明だ。

 高等選挙裁判所の裁判官7人のうち6人が「2審でも有罪になった者は立候補できない」などと指摘し、ルラ被告の立候補を認めなかった。また、同裁はルラ被告が所属する労働党(PT)に対して10日以内の候補者差し替えと、ルラ被告を政見放送に出演させない措置を求めた。

 2003~10年に大統領を務めたルラ被告は、建設会社に便宜を図った見返りに、この会社から高級マンションを提供されたとして、今年1月に禁錮12年1月の2審判決を受け、4月に収監された。ブラジルの法律は、2審でも有罪となった場合は8年間被選挙権を失うとしている。

 労働党は「ルラ被告は有罪判決を覆すため戦い続ける」などとする声明を発表したが、候補者の差し替えが遅れれば選挙戦に影響が出るだけに難しい判断を迫られている。ルラ被告が出馬できない場合、副大統領候補として登録しているアダジ元サンパウロ市長(55)を大統領候補へ繰り上げることを検討しているものの、アダジ氏の支持率は伸びていない。

 8月21日に発表された最新の世論調査では、ルラ被告が支持率39%で首位。過激な発言で「ブラジルのトランプ」と異名をとる元軍人の右派、ボウソナロ下院議員(63)が20%で後を追っている。

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